障害のある方たちの生活を支える仕事をしている中で、「大変ですね」「がんばってくださいね」等と障害のある方たちへ声をかけていただく方も多くいらしゃいます。
みなさん優しい気持ちからだと思います。優しい地域を造るためにもとてもうれしく感じます。
ただ、人の優しさというのは、人の理性と結んでこそ、みんなに優しくなれると思うのです。
もし人の理性と結んでいないと、「大変だから」「頑張らなくてはならないからかわいそう」となり、前の都知事が言ったように「この人たちに人格はあるのか」となり、「生まれてこないほうがよかったのではないか」となるのではないでしょうか。
障害者に対する社会防衛的な排除の考えもあります。あわせてこのような「生まれてきたらかわいそう」という考えも出てくるのです。
出生前診断にまさにこのような危惧を感じます。ダウン症や難病を持っていても幸せに生きていくことができる社会を作ることこそ大事なことではないかと思います。
二度と優生保護法による断種や避妊手術などの悲劇が起こらないことを願ってやみません。